✴︎廣森サラ✴︎ それを恋と呼ばない男たち 後編
― 男性が、自分の恋愛感情に気づく瞬間 ―
前編はこちら
男性は、自分の恋愛感情に
気づくのが遅い傾向にあります。
それは鈍感だからではありません。
男性にとって初期の恋愛感情は、
内側を見つめてみないと名前がつけられない、
普段の意識の外に置かれやすいものだからです。
多くの男性はまず、
自らの感情よりも先に
自分の欲求に対する
自己実現の度合いを確認します。
話せているか。
良い距離感でいられたか。
彼女のためにアドバイスに乗れたか。
一つ一つの出来事に心の中で
チェックをつけていくわけですが、
チェックが出来ていれば、出来ているほど、
「なぜ自分がその状態を欲しているか」
自分の内側で起きている動きを
見ていかない性質があります。
クリアしているものを、
改めてみる必要がないからです。
ですから、彼らにとって心の中で起きている変化を、
わざわざ言葉にする必要がなくなります。
だから、
- 声が、少し柔らかくなっている
- 無意識に視線を追っている
- いつの間にか、守る側に回っている
女性からすると、
そんなあからさまな変化が起きていても、
それを「恋」として扱わない。
そんな矛盾が起きてしまうのです。
男性が恋愛感情に気づく瞬間は、
大きく分けて二つあります。
① 距離が揺らいだ時
連絡の頻度が減った。
反応が、どこか薄くなった。
以前のように話せなくなった。
その「違和感」が、
初めて心の奥に引っかかる。
守れているはずだった関係が、
守れないかもしれない。
その可能性に触れた時、
初めて「なぜ?」という感情とともに、
自分の内側にある感情に名前をつける、
そんな作業が始まります。
② ひとりの時間に、ふと気づく時
もう一つは、
誰とも話していない時間。
仕事が終わったあと。
帰り道。
眠る前の、静かなひととき。
こういった1人の時間の中で、
2人の時間がリフレインする。
あなたの名前が浮かぶ。
会っていないのに、
声や表情が、やけに鮮明に思い出される。
こういう時にも男性は
自分自身の気持ちに気づく場合があります。
この「自分時間での気づき」は、
誰かの反応や距離の変化のせいに
できないですよね。
純粋に、
自分の中から湧いた感情として、
自分の感情と向き合い、
名前をつけていくのです。
この時、男性はようやく考え始めます。
「なぜ、今彼女のことを思い出しているんだろう」
「どうして彼女の気持ちが気になるんだろう」
「この感覚は、何だろう」
そして遅れて、
言葉が追いつく。
「……俺、恋してるんだ」
と。
ただし、
気づいたからといって、
一晩で恋であると断定できないのも、
また男性の性質。。。
すぐに行動に移るとは限らないのです。
男性は、本気であればあるほど、
失敗に対する恐怖がおおきくなります。
だから、何度も繰り返し自分に問いただします。
「本当に好きなのか?」
繰り返しか 繰り返し自問自答して、
そうして段々と恋をしている自分を
受け入れていくのです。
ですから、
気づくことと、動くことの間には、
どうしても時間的な距離が出来てしまうのです。
奥手な男性の場合は、
この時間の差はかなり開いてしまったり、
あるいは全く動きがないなどの可能性があるてしょう。
恋だと気付かせるには?
残念ながら、私たちが他の人を
変えることができないように、
男性が自分の気持ちに気づくというのは、
自分を見つめる機会があってこそのものなのです。
外側の働きかけで
大幅に変えられるものではありません。
だからといって、
待ち続ける必要も、
我慢する必要もないのです。
あなたの魅力を十分に見せて
そして、余白と考える時間を提供する。
それだけでいいのです。
大丈夫。
彼の中には、もう感情があります。
気づくまでの時間は、彼自身の問題。
その間、あなたは、自分の時間を
穏やかに、そして、ご機嫌に
過ごしていきましょうね。

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