✴︎廣森サラ✴︎ 人生は8番出口だけじゃない|異変の先にある幸せのサインとは
皆さん、映画「8番出口」、観ましたか?
私は先日、遅ればせながらやっと観ました!
ホラー映画が好きな夫に誘われ、
息子を寝かしつけたあと、
久しぶりに一緒に映画を観ることに。
二宮和也さん主演の「8番出口」。
正直、ホラーはあまり得意ではないけれど、
二宮さんが主演ならまだ頑張れる(笑)
元ネタもゲームだし!
そんな気持ちで観始めました。
確かに怖かったんですが、
観終わったあとに残ったのは、恐怖ではなく、
むしろ、静かに考えさせられる余韻。
この映画は、ホラーという形を借りて、
人生の歩き方そのものを
描いているのかもしれない。
そう思ったのです。
映画「8番出口」は、
同じような地下通路を行き来しながら、
“異変に気づけるかどうか”が鍵になる物語です。
ルールはとてもシンプル。
でも、人は案外、見ているつもりで、
大切なものを見落としてしまう生き物です。
よく人生をゲームのように
例えて話すことがありますね。
心の中で何かクリアになったり、
人生の中で新しいスタートを切る時、
新しいステージに行く
ライフステージが変わる
と言います。
まさに、8番出口は、異変を探し異変を回避し、
ステージを変えていく
非常に哲学的な映画でした。
占い師という職業柄、
私は比較的「違和感」や「異変」を
見逃しにくい体質だと思っています。
人の感情や、空気の変化に
気づくことこそが、仕事でもあるからです。
それでも、
自分のこと、ましてや家族のことになると、
都合よく目を瞑りたくなる瞬間があります。
先日のことです。
息子の鼻水が少し出ていました。
でも、
「このくらいなら大丈夫かなー」
「元気そうだし、きっとすぐ良くなる」
そんなふうに、
ほんの小さな異変を
見ないふりをしたんですね。
結果どうなったかというと——
ウィルス性胃腸炎を発症。
そして見事に、
家族全員、胃腸炎を患うことになりました(笑)
ちょうど一月下旬の話です。
治った今は笑い話ですが、
あれは、私たち夫婦が息子の異変を
見てみぬふりをした結果でした。
人生でも、子育てでも、仕事でも。
大きなトラブルは、
突然起こるように見えて、
実はその前に、必ず小さなサインがあります。
まずは異変に気づき、
立ち止まり、引き返す。
それは、安心して生きていくために
欠かせない力です。
でも——
ここで終わりではない、と私は思うのです。
人生は「8番出口」だけじゃない
異変を探し続ける人生は、
トラブルを回避するには、とても有効です。
けれど、
人生は「間違えないこと」だけが
目的ではありません。
異変を見つけて、引き返して、
安全な場所に辿り着いたその先に、
別のサイクルがあるのではないでしょうか。
異変探しでトラブルを回避できたら、
今度は視点を少し変えてみる。
「おかしいもの」を探すのではなく、
「心がふっと動くもの」に目を向ける。
それは、
幸せのサインを見つける、ということ。
なぜか気になる。
何度も目に入る。
少し勇気がいるけれど、惹かれる。
そんな小さなサインが、
次に進む方向を、
そっと指し示していることがあります。
幸せは、
ただ危険を避けていれば、
自然と辿り着ける場所では
ないのかもしれません。
異変に気づく力で自分を守り、
幸せのサインを見つける感性で、
人生を選んでいく。
どちらか一方ではなく、
両方あってこそ、人生は豊かになる。
もし今、
「なんとなく気になること」や、
「理由はないけれど惹かれる方向」があるなら。
それは、
あなたに向けた幸せのサインかもしれません。
人生は8番出口だけじゃない。
引き返す勇気を持つからこそ、
進む楽しさも、選んでいいのだと思います。

