✴︎廣森サラ✴︎ 冬に惹かれる赤の理由｜冷えと赤色の持つ力
冬は赤を着たくなる✴︎
冬になると、なぜか赤に目が留まることがあります。
クローゼットを開いたとき、
暗い色が多いはずなのに、
赤い服や小物が気になってしまう。
理由ははっきりしないけれど、
自然と手に取っている——
そんな経験、ありませんか。
もしかしたら、それはあなたの直感のシグナルかも…しれません。
赤は「体温を上げる色」
と言われています。
視覚から入る刺激が
交感神経をやさしく刺激し、血流が促され、
体感温度が上がりやすくなるそうです。
実際に、大手下着メーカーでは、
冷えやすい冬に向けた商品に
赤を取り入れることがあります。
体を守るための色として、
赤は昔から私たちの身近に
あったのかもしれません。
私自身、昔から寒がりで、
冬になると冷えを感じやすいタイプです。
特別に意識しているわけではないのに、
気づくと赤い服やインナーを
選んでいました。
「元気になりたい」というより、
「ほっとしたい」「少し安心したい」
そんな感覚に近かったように思います。
頭で考える前に、体が必要なものを
選んでいることもあるのですね。
冬は、体だけでなく心も冷えやすい季節です。
日照時間が短くなり、
外に向かうエネルギーが少しずつ内側へ
戻っていく時期。
理由が分からないまま気持ちが沈んだり、
いつもより疲れを感じたりすることも、
決して珍しいことではありません。
そんなときに赤を選びたくなるのは、
「ちゃんと温まりたい」
「自分を守りたい」
という、心と体からのやさしいサイン…*･ﾟ･*:.｡.
なのかもしれません。
赤は、生命力や血の色。
生きる力、そのものを
象徴する色とも言われます。
冬に赤を身につけることは、
前に進むために無理をすることではなく、
まずは自分を整えるという選択。
小さな小物やネイル、インナーに
そっと取り入れるだけでも、
十分なのだと思います。
冬は、次の季節へ向かう準備の時間。
何かを始めなくても、
答えを出さなくても
大丈夫な時期です。
この冬、どんな出来事が起こり、
どんな流れの中にいるのか。
もし、心の中にあることを
少し言葉にしたくなったときは、
小田原店で、ゆっくりお話を
聞かせてもらえたらと思います。
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