✴︎廣森サラ✴︎ 色気とは何か?
なぜか惹かれてしまう人。
理由は説明できないのに、
気づけば目で追ってしまう人。
そんな魅力に触れたとき、
「どうしてこんな気持ちになるんだろう」と、
自分に戸惑ってしまうこともありますよね。
一方で、
「自分には色気がない」
「自分は誰からも求められていないのではないか」
そんな不安を抱える方も少なくありません。
私も学生の頃は色気がないというか、
ボーイッシュな雰囲気が好きだったこともあり、
魅力のなさに悩んだことがありました。
でも本当は、色気がない人なんていないんですね。
色気がないと思っている人が、
過去の私と同じように、もしいらっしゃるとしたら、
それは、ただ、自分の魅力に気づいていないだけ…
なのかもしれません。
なぜなら、
色気とは、生まれ持った容姿や
若さだけで生まれるものではありません。
むしろ、本当の色気は
その人がこれまで生きてきた時間の中にあります。
今までの辛かった経験。
乗り越えてきた苦労。
誰にも言えずに抱えてきた想い。
うまくいかなかった恋や、人との別れ。
それでも前を向いて歩いてきた時間。
そうしたすべてが、
その人の雰囲気や佇まいににじみ出るもの。
それが色気です。
人は、ただ明るく無邪気なだけの存在よりも、
どこか影や深みを感じる人に
惹かれることがあります。
そこに「生きてきた証」を感じるからです。
辛い経験をしたことがある人は、
人の痛みがわかります。
寂しさを知っている人は、
優しさを持っています。
苦しんだことがある人は、
言葉に重みがあります。
その深さが、人としての厚みになり、
安心感や温かさとなって相手に伝わります。
そしてその安心感こそが、
異性としての魅力にもつながっていくのです。
だから、過去の出来事を
「傷」として抱え続ける必要はありません。
それはあなたの価値を下げるものではなく、
むしろあなたの魅力を形づくってきた大切な要素。
色気とは、そう言った観点で言うと、
作るものではなく
すでに持っているものに気づいていくこと。
「こんな経験をしてきた自分では愛されない」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
けれど実際は、その経験があるからこそ
生まれる魅力があります。
完璧でなくていい。
強くなくてもいい。
迷いながらでも、悩みながらでもいいのです。
これまで歩いてきた人生そのものが、
あなたにしかない空気感をつくり、
誰かの心を静かに惹きつける力になっています。
色気とは、特別な人だけのものではありません。
生きてきた時間を受け入れた人の中に、
自然と宿るものです。
まずは、自分の過去を否定せず、
「ここまで生きてきた自分」を認めてあげること。
そこから、あなた本来の魅力は
ゆっくりと表に現れていきます。

