〈東雲きんぎょ。.*:〉宗教ごとに見る魂の旅
いつもありがとうございます
東雲きんぎょです
明日は父の十三回忌法要。
命日が年の瀬なので、少し早めに行います。
「今ごろ父はどんなふうに存在しているんだろう」
確かな答えは誰にもわかりませんが
世界の宗教はそれぞれ違う
死後の世界を描いています。
今日はいくつかの宗教の魂の旅をまとめてみました。
■ 仏教(日本の一般的な解釈)
供養の区切りを通して
家族の心が少しずつ整っていく教え。
魂は時間をかけて少しずつ浄化され、
最終的に“仏さまの境地”へ近づくとされます。
● 初七日〜四十九日
故人をゆっくり送り出す期間。
故人の魂は七日ごとの節目を経て
未練や混乱が整理され
安らぎへ向かう準備が整うとされます。
● 一周忌〜三十三回忌
回忌が進むほど魂は安らぎへ向かい、
三十三回忌には“仏の位”に落ち着くと考えられます。
十三回忌は、その過程が静かに深まる頃。
■ 神道
亡くなった人は〈みたま〉として残り
清められながら“祖霊”へと近づいていきます。
時を重ねるほど
家族を守る優しい神のような存在へ
昇華していくとされます。
● 五十日祭
みたまが落ち着く大切な節目。
喪が明け、生活を日常に戻す節目でもあります。
■ キリスト教
死後は神のもとで永遠の命が続くという考え。
● 天国・地獄
神と共にある世界と、離れた世界という 二つの行き先。
カトリックでは「煉獄」という
“罪を清める期間”も語られます。
■ イスラム教
死後は「バルザフ」と呼ばれる中間の状態に入り
最後の審判まで待つとされています。
その後、善い行いに応じて
来世(来世の楽園・天国)へ導かれるという教え。
イスラムでは
“人生は神から与えられた試練と学びの期間”
とされ、死は終わりではなく
次の段階への入り口と捉えられています。
■ ユダヤ教
死後の世界には明確な統一教義がなく
「魂は神のもとに帰る」という考えが中心。
伝統的には“オラム・ハバ(来世)”という概念があり
神に近づく平和な世界が示されています。
個々の思想や時代によって解釈が幅広いのが特徴で
「死後の世界より、今どう生きるか」
を重んじる宗教でもあります。
■ チベット仏教
魂は49日間〈バルド〉という中間状態を通り
次の転生へ向かう準備を整えるという教え。
■ ヒンドゥー教
輪廻転生を中心に据えた宗教。
魂は何度も生まれ変わり
最終的に“解脱(モクシャ)”として
神性へ還るとされます。
■ スピリチュアリズム
宗教ではなく思想として
「魂は成長し続ける」
というシンプルな世界観を持ちます。
死後は
“癒し → 学び → 高い意識の世界へ”
と進むとされます。
〈死後は“無”ではなく、どこかへ導かれる〉
〈遺された人の祈りや思いは、必ず意味を持つ〉
宗教によって考え方はさまざまですが
それでも共通しているのはこの二つです。
私は特定の信仰はありませんが
父がどこかで穏やかに存在しているなら
それで十分。
でも、いつか私があちらの世界へ行ったら
大切な人たちと永遠に笑って暮らしたい⋯
現世的な執着であろうと、そう願っています。
東雲きんぎょ
小田原店 出演予定
11/29(土) 14:00〜18:00
12/6(土) 14:00〜18:00
12/20(土) 14:00〜18:00
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