
〈東雲きんぎょ。.*:〉早雲寺
こんにちは
東雲きんぎょです
昨日は箱根湯本の「白山神社」参拝について
書きました。
同日、そのすぐ近くにある
「早雲寺」にも訪れました。
北条氏二代目・氏綱により
父である北条早雲の菩提を弔うために
建立されました。
かつては「箱根五山」の一つに
数えられるほどの格式を誇り、
多くの学僧が集まる学問寺でもありました。
しかし、豊臣秀吉による小田原征伐の際、
皮肉にも秀吉は早雲寺に本陣を置きました。
ここで石垣山一夜城の準備をしたのち、
石垣山へ本陣を移しました。
その際、一夜城に持ち込んだのが、
今も境内に残るこちらの鐘。
味方の軍勢に進退を伝える陣鐘に
用いたとされています。
そして、早雲寺は
小田原攻めにより焼失してしまいます。
のちに復興され、現在に至るまで、
北条家ゆかりの寺として
静かに歴史を見守り続けています。
山門をくぐると、綺麗に管理され
清浄な空気に包まれた境内。
心を静かに落ち着かせてくれる場所です。
奥には、約100年間関東を治めた
北条五代(早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直)の
供養塔が整然と並び、
まるでその歴史の流れを物語るようです。
(なんとなく写真は遠慮しました)
北条早雲は、
「知略と精神性を兼ね備えた武将」とも言われ、
禅の精神を大切にしていたと伝えられます。
そうした人物の霊的な影響が、
寺の空気感に今も残っているのかもしれません。
早雲寺は、戦国時代の記憶と精神性が息づく、
静かなパワースポットです。
ほしよみ堂のある小田原駅から
箱根登山鉄道で15分、箱根湯本駅へ。
箱根湯本駅から徒歩15分。
ぜひ少し足を伸ばして、
歴史と自然に包まれたこの場所を
訪ねてみてくださいね。
ご予約受付中です
8/23(土)15:00〜18:00
8/30(土)13:00〜18:00