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[茜子天菜] ちゃんとチャントする

「あなたは130歳まで生きますよ」
最初に告げられてから十余年

生涯自分の足で歩くために
生涯私で在り続けるために

ストレスに負けない
しなやかな心で在るために
どうしたらよいか?


キールタンと離れてからしばらくは
以前に習った
スケール練習ややリップローリングといった
普通のボイストレーニングの自主練をしていたのだけれど

何か違う
何が違う?

ある朝
夜明け前のまどろみタイム
夢と現を行ったり来たりしながら
トロトロしていたときに
突然「チャンティング」と言われて


なにそれ
知らない

すぐに調べましたよ

「言葉のヨガ」
まだ文字のなかった時代のインドで
大切な教えを旋律に乗せて唱えること

キールタンは「歌うヨガ」
こちらは「言葉のヨガ」
違いがわからん😵🌀
だけど氣になる

近所で教えてくれるところあるかな?

あった!
それも個人レッスン!
あな嬉しや🩷


最初のレッスンの時に

使う言語はサンスクリット語であること
意味はわからないままでよいこと
知ろうと頭で考えないこと
ただ感じるままにいることと
説明されて

次に
「出す音は3つだけです」
(‘_’?)

自分が一番氣持ちよく出せる音
これが中音
それよりも高い音が高音
低いのが低音
どれも氣持ちよくが基本

先生の声は心地好いアルト
私のはもっと低い

先生のリードに引き摺られそうになる
出せない音ではない
けれど氣持ちよくもない

初めはひたすら
「Ma」を繰り返す
高中低の氣持ちのよい幅の音で
流れるように歌っていく
時間にして1分ほど
何度も繰り返す

最初は頭のなかにあった「Ma」が
いつしか身体中で響き渡る
氣持ちいい


次は
「Ma」と「Bhu」を繰り返す

Ma Ma Bhu Ma
Ma Bhu Ma Bhu Ma
Ma Ma Bhu Ma
Ma Bhu Ma Bhu Ma…

MaとBhu
とても神聖な音なのだそう
でも理由は教えてくれない

Maは日本語の発音の「ま」と一緒
Bhuは普段発することのない強い発音
「ぶ」とはまるで違う

強い「Bhu 」が加わったせいか
身体中に響き渡るまで少し時間がかかったけれど
響き渡った瞬間
ものすごい充実感を味わうことができた
全身に愛を感じた
愛してる
愛されている


季節は初夏 梅雨入り少し前
私がチャントしている間
開け放した窓から
蝶々がたくさん舞っているのが見えたと
先生が仰った

私の声が招き寄せたのだそう

先生の家の飼い猫のミーちゃんも
私の膝で香箱作って寝ているし

生き物でも植物でも
氣持ちいいと感じるのは人と同じだと
教えられた

「たった数回のレッスンで
うちのミーちゃんを膝の上で眠らせる
ことができるなんて
才能ありますよ😊」

リップサービスと知りつつも嬉しさMAX🩷

「Ma Bhu」終了のお許しをいただいて
次はストーリーのある詩を習う

先生はなにかを察したらしく
教える順番をすっ飛ばして
私に必要な詩を選んでくださった

そこからが凄かった

意味なんてまったくわからないのに泣く泣く

なぜこんなに泪が出るのか?
注意深く観察していくうちに
反応する言葉がいくつかわかってきた

「これとこれとこれ
泪の原因になってます」と言ったら

「全部月を意味する言葉なの
月にご縁がある人だと思ったから
これにしたのよ」と言われた

もうね
鳥肌立ちまくり

小さい頃
月を見て「帰りたい」と泣いていたと
母に言われたことがあって
覚えていないのだけれど…


チャテンティングを始めてから
自分にとっての丁度いいがわかった
自分にとっての氣持ちいいもわかった

頭で理解しようとするのではなく
身体全部で感じる

自分自身をチューニングする
と言えば解ってもらえるかしらね


明日も笑顔で楽しみましょう🩷

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