
[茜子天菜] プルメリアの香りが…
茜子の大好きなバリ島では
プルメリアは
聖なる花のひとつとされていて
毎日のお供えに欠かせないものとなっている
バリヒンドゥーの儀式やお祭りのときには
男性は耳に
女性は髪に挿している
花嫁さんの頭を飾る花でもある
甘く芳醇な香りで
贅沢なフラワーバスにも浮かべられる
ただし
夾竹桃の仲間なので毒がある
花は大丈夫だけれど樹液には触れぬよう
バリの寺院は観光客にも開かれているけれど
正式な祈りの場には入れない
でもね
バリ式の「正装」をしていれば入れてもらえる
初めてバリを訪れた時
「私 ここ知ってる」って想った
懐かしささえ感じた
それは決して間違いではなく
初めて寺院を参拝した時
誰にも習っていないのに
自然と祈りの姿勢を取ることができた
インドネシア語よりも
バリニーズ同士が話すバリ語が
心に沁みる
きっと
島ごとに違う言葉を使っていた時代に
私はここにいたんだな
プルメリアの香りが
過去の記憶を甦らせる
「かつてここにいた私」を
「今ここにいる私」が認識する
私にとってとても大切な作業だと
氣付くことができた
そんなバリ島に
次はいつ呼ばれるのかな?
それとも他の場所から
お呼びがかかる?
明日も笑顔の花を咲かせてくださいね🩷