創始者挨拶
創始者ほしよみ堂主宰
中島多加仁
小田原店の住所を聞いて、ぼくは膝をたたきました。
「栄(さかえ)町(ちょう)」という名を聞くと、イメージが2つ湧きます。
ひとつは名古屋の中心街『栄』です。
ほしよみ堂の第1号店は2010年3月3日、名古屋栄4丁目に誕生しました(おしい!三丁目だったら…w)。
じつは名古屋だけ拠点を3度移しており、現在は栄から北にある錦三丁目に構えております。
さて、『栄』と聞いて、もうひとつ浮かぶのは、男の子だったら誰もが知っている
ゼロ戦(零式艦上戦闘機)のエンジン「栄(さかえ)」ですよね。
その排気量は、27.86リットル。
つまり2万7860ccですから自動車の約10倍。
栄エンジンは空冷で複列星型14気筒です。
中島飛行機が開発したエンジンで海軍の零戦や陸軍の「隼」などに搭載されました。
星型複列14気筒とは、放射状に配する7つのシリンダーがひとつのユニットを構成し、
それを前後に2列組んだ設計です。
中島飛行機とは、現在のSUBARU社です。
堀越二郎氏が設計した零戦は試作機の段階で三菱製の「瑞星」を搭載していました。
しかし中島飛行機が高性能な『栄』を完成させたため、
海軍の判断によって栄が三菱機に搭載されることになったのです。
栄町3-3-3という地名を見て、ちょっと身震いを感じませんか?
ほしよみ堂が名古屋に誕生した日、それは3月3日なのです。
いわゆる雛祭りなんですが、この『3』という数字には、神秘的な意味があるんですよね。
正月三が日の来客には、お屠蘇をすすめてから新年のあいさつを交わします。
3段重ねの盃それぞれに、3回に分けて酒を注ぎ、
3回で飲むという所作は『祝い酒』のしるし。
これは神前結婚式での三三九度も同じ理由です。
3という数字は「みつ」と読みます。
「満つ(みつ)」や「充つ(みつ)」であり、
「満たされる」「願いが叶う」という意味になります。
「3」は魂・精神・肉体という三位一体を意味することから、
日本神道では、アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒ
の三神を宇宙の根本神として「造化三神」と呼びます。
ヒンドゥー教ではブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三大神が
それぞれ創造・維持・破壊を司ります。
キリスト教の宗教画にも正三角形が描かれており、
父と子と精霊であります。
このように三位一体は宇宙の根本原理なのです。
ぼくらが住んでいる三次元世界も縦・横・高さという3つの座標で成り立っています。
「天・地・人」
「上・中・下」
「大・中・小」
「朝・昼・晩」
「過去・現在・未来」
「司法・行政・立法(三権分立)」
など、この世には3の表現が多く見られます。
三角形は四角形に比べて強い構造を持つ安定した形で、
建築物や橋の設計によく使用されます。
「1」はスタートの数字であり、「2」は分離を表わす数字です。
二元性とは、
相反する両極の性質を持つ陰と陽が対立して成り立っている、
と捉える概念です。
「善と悪」
「正と邪」
「勝ち負け」
「真実と虚」
「本物と偽物」
「光と闇」
「戦争と平和」
「男と女」
「過去と未来」
「肉体と精神」
「正統と異端」
「やるかやらないか」
と、このように2つの性質に区別して捉える概念、
つまり物事を二つに割り切る考え方は分断を生んでしまいます。
こうした二元性を統合することで次に行きつく数字、それが『3』なのです。
「善であり悪でもある」
「勝ちであり負けでもある」
「光であり闇でもある」
「肉体であり精神でもある」
「過去であり未来でもある」
「男であり女でもある」
と、ふたつのことが分離されず表裏一体で成り立っている、という価値観。
それは否定も肯定もジャッジすることなく、
ただ「ありのまま」を受け入れる悟りの境地といえるでしょう。
仏教で「3」という数字は「2」を越える
「中道」という悟りの状態を示します。
中道は悟りを目指す概念で、
対立や矛盾する立場を離れ、
両極端のどちらにも偏らない中正な立場を貫くこと。
ポジティブでもなくネガティブもない、
区分や区別、分離といった概念がない世界です。
ブッダも息子のラーフラに
「二を超える生き方をせよ」と教示されています。
「3」は観音様と縁があります。
観音様は男女を超えた風貌で、
陰陽が統合された高次元の存在です。
1001体の千手観音を安置する三十三間堂や三十三観音など。
「三十三観音巡り」という言葉もあり、
衆生を救済するために三十三体に姿を変えると説く経説に因み
全国に「三十三観音霊場」が設けられました。
毎月18日は観音様の縁日(えんにち)ですが、この18も三の倍数です。
「3」は奇数で陽の性質を持ちます。
奇数は割り切れないことから『変化』する可能性を示唆しています。
このように「3」は、素晴らしい意味を持つことから
縁起が良い数字とされてきたのです。
そんな神秘の数字に守られている小田原店は、
場所が決まるやいなや、いきなり10名の占い師がスタートアップで名乗りを挙げてくれました。
オーナーのホンキイさんから
「男子と生まれたからには一国一城の主になりたい」
という熱い言葉を聞いて、城に縁がある尾張出身のぼくも、
城のある小田原に、なにかしらの縁を感じたわけです。
ぜひとも大発展の礎を築いてほしいと願っています。
ほしよみ堂の創始者って、どんな人物?
父母ともに霊験あらたかな術師の家系に生まれた、精神世界のサラブレッド。
20才のとき大事故を起こし、それをきっかけに運命論や哲学に目覚め、霊術修行に入る。
23才、名古屋を中心に東京、京都、広島でワークショップを定期開催。
30才、古着屋を数店経営しながら経営コンサルタント業を始める。
33才の時にある霊能者の導きで東京の原宿に土地を購入し自社ビルを建設。同時期にヴィンテージショップを開業。
その後、紫微斗数(しびとすう)の第一人者である東海林秀樹先生に師事し、台湾の本格占術の秘伝を次々に学ぶ。
占術専門店『ほしよみ堂』を立ち上げ、プロの占い師を100名以上輩出する。
教えた生徒の数は千人以上。総鑑定数は2万件を超える。
本名での著書は18冊。
『陰陽師カード』(株式会社林武利)
『予約の絶えない占い師の知恵袋 : 占い師は誰でもなれる。問題はその先だ』(ほしよみbooks)
【完結版】四柱推命教本 流派を超えた四柱推命の鑑定法が身につく(ごきげんビジネス出版)
『紫微斗数占い入門』(幻冬舎)
『ちょい足し風水』(扶桑社)
『妊活風水でしあわせになる! 子宝運アップ25のルール』(祥伝社)
『しあわせになる恋の法則』(宮帯出版)
『紫微斗数タロット占術』(宮帯出版)
『天津金木占術奥義』(東洋書院)
『最短2週間で稼げる占い師になる方法』
『人材に悩む経営者のための占い師が答える31の助言』など。
◆得意な占術
命術:紫微斗数、四柱推命、カバラ数秘術
卜術:六壬神課、タロット、周易、断易、気学四盤掛、天津金木
相術:姓名判断、風水、家相、地相、墓相、名刺相
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