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◎姉倉◎サイカチとカタクリのフラワーエッセンスが導く

おっとりした兄、高校生。

機転のきく妹、小学生。

 

兄妹ですから、
もちろんケンカもします。

 

けれど兄は、
「年下の妹」に本気で応戦したりしません。

 

我慢強く、
優しい平和主義者です。

 

そんな息子さんを見ていて、

「この子は本当に大丈夫なのでしょうか」

胸が痛くなってたまらないお母様が
相談にいらっしゃいました。

 

 

数秘でみると、

愛情深く、
人情に厚く、
誠実で義理堅い性格。

 

だからこそ、

愛に欠ける行動や
理不尽な振る舞いを見ると、

本来は強い怒りを感じる人でもあります。

 

 

けれど、

兄は爆発しない。

 

器用で機転がきき、
お口も達者な妹。

 

そんな妹に対して、

「小さきもの」

「守るべき女の子」

という意識が働くのでしょう。

 

 

本気でやり返すことができないのです。

その優しさは美徳です。

 

けれど、

美徳には時として
代償もあります。

 

 

フラワーエッセンスのカードは

サイカチ

そして

カタクリ

を示しました。

 

サイカチの木は、
幹いっぱいに鋭いトゲを持っています。

そのトゲは高い場所にまで伸び、

まるで

「何者も寄せ付けない」

と宣言しているかのようです。

 

 

サイカチのフラワーエッセンスは、

激しい怒りが噴き出し、
攻撃的になっている時だけではなく、

怒りを抑え込み続けている時にも
示されることがあります。

 

優しく、
忍耐強く、
自制心の強い人ほど、

 

怒りを感じること自体を
自分に許していないことがあるのです。

 

兄は一体どれほどの怒りと悲しみを
抱え込んでいるのでしょうか。

 

 

そして、

カタクリ。

カタクリは、
芽を出してから花を咲かせるまでに
長い年月を必要とします。

 

 

その花が示すのは

「内に秘める慎重さ」

そして

「語られなかった思い」。

 

兄はきっと、

自分の正直な感情を表現することを
ためらっています。

 

 

怒ること。

悔しいと思うこと。

腹が立ったと言うこと。

それらを

「平和を壊すもの」

として扱っているのかもしれません。

 

 

けれど、

感情を抑圧すると、

感情を感じ切ることができません。

 

感じ切れなかった感情は
分析へ至りません。

 

分析されなかった感情は

論理的な行動指針へと
昇華されません。

 

 

だから人は、

限界まで我慢したあとに
突然爆発してしまうのです。

 

 

まるで

大きなカメの中に閉じ込めて
蓋をした蒸気が、

 

内圧に耐えきれず
一気に吹き飛ぶように。

 

怒りは悪ではありません。

 

悲しみも悪ではありません。

 

それは、

 

「本当は嫌だった」

「本当は悲しかった」

「本当は傷ついていた」

という、

心からの大切なメッセージです。

 

サイカチとカタクリの
フラワーエッセンスは、

その閉じ込められた感情を

無理やり暴き出すのではなく、

やさしく取り出して

さらさらと流してくれます。

 

 

本当は言いたかったこと。

本当は悔しかったこと。

本当は反撃したかった衝動。

本当は守ってほしかった気持ち。

それらを少しずつ認めながら、

 

「怒ってもいい」

「悲しんでもいい」

と自分に許可を出していく。

そうして兄は、

持ち前の優しさや穏やかさを失うことなく、

自分の感情も大切にできる人へと
成長していくのでしょう。

 

優しい人ほど、

怒りを学ぶ必要があります。

なぜなら、

 

本当の優しさとは

我慢ではなく、

自分の心も守れる強さだからです。

 


 

姉倉花姫

ほしよみ堂小田原店にて

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