◎姉倉◎学校に行かない我が子はうとましい。不登校の意味
疎ましいと思ってしまった。
『こんな子、いなくなって欲しい』
『どうして、私を困らせるの?!』
そう思った自分を、
汚い人間だと思った。
母親として失格だと思った。」
こんなご相談。
皆さんが思っているほど、
少なくないんですよ。
敗北感。
罪悪感。
焦り。
自分の正しさや、
これまで大切にしてきた美意識が、
ガラガラと崩れ落ちる。
1メートル先までしか
未来が見えなくなるのに、
その近距離でさえ、
濁っていて不透明で、
踏み込みたくない領域に見える。
こんな状況を、
「悪いことが起こった」
そう思いますか?
こういったクライアント様に対して、
姉倉の心の中の第一声は、
「おめでとうございます」
なのです。
だって。
その感情を。
その気持ちを。
その心を。
浮上させて、
感じきるために。
感じきって、
ゆるして、
器を広げるために。
その子は、
あなたの子として
生まれてきてくれたのかもしれないから。
「学校は行くものだ」
「みんなと同じが正しい」
「みんなと違うのは悪いこと」
「迷惑をかけてはいけない」
「頑固でいてはいけない」
「説明できないのは逃げているから」
そんな価値観や道徳は、
本当に、
絶対的な『善』なのでしょうか。
その問いを、
あなたに投げかけてくれているのです。
そして、
子どもは時に、
大人の成長を助けるための
大きな役目を担ってくれる存在でもあります。
誰もが葛藤する、
「我が子が学校に行かない」
という現象。
その現実を目の当たりにして、
イラつく。
腹が立つ。
悲しくなる。
情けなくなる。
それは、
当たり前のことです。
「イラつかない母親でいたい」
「こんなこと、うちには起こらない」
「私の子育ては完璧」
そんな仮面をかぶっていたからこそ、
敗北感や、
罪悪感や、
焦りが生まれるのです。
でも、
特別なことではありません。
あなたが特別、
「できていないオトナ」
なのではないのです。
みんな、一緒。
だからこそ。
その気持ちを、
苦しみながらも味わおうとしているあなたが。
勇気を出して、
正直に打ち明けてくれたあなたが。
実は、
次の、
想像したことのなかった世界に、
一番近い場所に立っているのです。
……こんなふうに言われても、
「じゃあ、どうしたらいいの?」
と思いますよね。
大丈夫です。
一人で答えを出さなくていいのです。
子どものことを考えるたびに、
胸が苦しくなる方。
「母親失格だ」と、
自分を責め続けている方。
どうか、
ご相談くださいませ。
あなたの苦しみも。
お子さんの苦しみも。
どちらも、
なかったことにしなくていい。
その先にある、
あなたたちらしい答えを、
一緒に探していきましょう。

