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◎姉倉◎インナーチャイルドの仮面 スケープゴート編

姉倉は長い年月、
「スケープゴート(生贄)」という
役割を担って生きてきました。

この役割は、

家族、
組織、
地域、

コミュニティなど、

あらゆる人の集まりの中で、

怒りや不満、
問題の原因を
一人が背負わされるような立場です。

 

 

感情の吐口であり

 

他者の正しさを

証明するための

「誤ってこの世に存在する最悪な人」

の役割です。

 

 

「みんながうまくいかないのは、
この人のせい。」

 

「私が苦しいのは、
この人のせい。」

 

「私が恥をかかされたのは、
この人のせい。」

 

そんな空気を、
一身に引き受けてしまう存在です。

 

そして本人は、

 

「私が悪い子だから仕方ない。」

 

「私さえ我慢すれば、
家族は平和になる。」

 

そう信じ、
疑うことなく受け入れてしまいます。

 

 

幼い頃から母に、

「傲慢な私の姉にそっくり。
大嫌い。」

「親は子どもを捨てられない。
不満があるなら、自分から出ていけ。」

 

 

そんな言葉を繰り返し浴びながら育った姉倉は、

「自分は汚くて醜い肉の塊なんだ。」

 

その感覚だけを真実として、
五十年以上生きてきました。

 

 

そのインナーチャイルド、
つまり「スケープゴートの仮面」は、

 

職場でも、
地域の組織でも、

サークル活動でも、

 

「あの人が悪い。」

 

という空気を引き寄せるように、

何度も何度も

繰り返されました。

排除や制裁を受けるたび、

 

 

「やっぱり私が悪いんだ。」

そう確信を深めていたのです。

 

けれど、
インナーチャイルドと向き合い続ける中で、

 

私を責め続けた人たちもまた、

 

インナークリティック(批判者)や、
パーフェクトニスト(完璧主義者)という

 

生き残るための仮面をつけて
懸命に生きていたことが見えてきました。

 

誰も悪ではありません。

誰もが、
自分を守るために
必死だっただけなのです。

 

 

そして、姉倉が

 

「汚くて醜い肉の塊」

だと思い込んでいた
自分自身を赦した時、

 

 

インナークリティック(批判者)や、
パーフェクトニスト(完璧主義者)に

心から感謝した時、

 

不思議なほど、
制裁されるような出来事は
静かになっていきました。

 

 

とはいえ

実際には

「スケープゴートの仮面なし」は

試運転期間で、

 

 

小さな

インナークリティックや
パーフェクトニストが
近づいてくることがあります。

 

けれど、
以前のように居座ることはありません。

 

 

「おつかれさま。頑張っているね。」

姉倉が

そう微笑む間も無く消えていきます。

 

 

仮面が本当に外れたのか。

人生が、
そっと試してくれているようにも感じています。

 

 

生贄の仮面。

批判者の仮面。

完璧主義者の仮面。

 

 

そのどれにも、
善も悪もありません。

すべては、
生き延びるための知恵であり、

やがて手放すために
授かった仮面だったのだと思います。

 

 

だから私は、

この「スケープゴート」という役割を与えられた人生にも、

その試練を越える力を
育ててくださった御神仏にも、

今は疑いなく
感謝しています。

合掌。

 

 

 

姉倉花姫

ほしよみ堂小田原店にて

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